なぜ「きょうだい会をつくりたい」と思ったか?

きょうだい会について、「やっぱりあるんだな~」「自分が子どもの頃にあればよかったな~」と思ったあと、実をいうとほとんど忘れていました。

それを思い出させてくれて、自分はきょうだい会をつくりたいんだな、と自覚させてくれたのが、「おおたなでしこ未来塾」です。

 

「おおたなでしこ未来塾」は太田市の女性を対象にした起業塾で、スリール株式会社代表の堀江敦子さんが講師をされています。2017年に受講したわたしは第3期生です。

起業とまでは考えていないけれど、フリーライターという個人事業主として仕事をしていこうと考えていた矢先だったので、講義を受けてみたいと思い応募。

第1回目の講義で、「体験から感じた【憤りや疑問・課題】を書きましょう!」というワークがあったのです。

そこでわたしが書き出した【憤りや疑問・課題】というのが、

「なぜ兄弟姉妹に障害児・者がいるということで悩まなくてはならないのか」

「障害児・者のきょうだいは、家庭・学校・社会でどういう気持ちで過ごしているのか」

発達障害や知的障害をもつ人がいるというのは当たり前のことなのに、なぜすべての人が『普通』に接することができないのか」。

 

自分が疑問に感じたり、歯がゆく思ったりするのは、こういうことなのか。と、紙に書いて目で見て、やっと気づいたのでした。

ではそれを解決するためには、どうしたらいいのか。具体策は? 実現のためには何が必要か?

こういったことを2回目以降のワークで考えていって、わたしは「きょうだい会」をつくって、活動することを決めました。