「太田フリースクールあおば」さんの開校記念講演会を拝聴しました
2022年4月1日に、太田市初のフリースクール「太田フリースクールあおば(太田フリースクールあおば(@otafreeschool.aoba) • Instagram写真と動画)」が開校するそうです!
先日開校記念講演会「フリースクールがもたらす効果~居場所の上手な使い方~」を拝聴しました。
太田市近隣や全国のパン好きさんに超有名なパン屋さん「まゆパン工房」のまゆさんが中心になって立ち上げたフリースクールで、その経緯などはまゆパンさんのブログ(Bread Marche & Soothing space まゆパン工房。のブログ (ameblo.jp))を読んでいただくとして、今回の講演会は大阪にある「枚方フリースクールあおい(枚方フリースクールあおい (hello-aoi.info))」代表の伊藤伸孝先生がお話ししてくださいました。
たしか何年か前に、やはりまゆパンさんが主催でお話会があり参加させていただいたときに、「地域の学校と連携している」というお話を聞いて意外に感じた覚えがあります。
「地域の学校が嫌だ!」=「フリースクール」という、学校かフリースクールかのどちらかの選択になると思い込んでいたので、そうじゃなくて、いろいろな、その子に合った使い方をしていいんだということを初めて知り、目からウロコでした。
そのために地域行政やの地域の学校と連携して、校長先生にお願いしてフリースクールに登校することで出席日数として認めてもらうようにしたり、情報を共有したり、その子を支えるひとつのチームとして機能しているというのが、とてもいいなあと思います。
講演会のタイトル「フリースクールの効果」もきちんとわかりやすく教えてくれて、
「安心して失敗体験ができる」→「失敗を笑い話に変えることができるから、またチャレンジできる」
「大人との信頼関係を築く」→「子ども同士のトラブルなど、困りごとを相談できるようになる」
「自己肯定感を育てる」→「他人の中で過ごしやすくなる」
ほかにもありますが、わたしはこの3点が印象に残りました。
それと、
「『フリースクールに通うと楽しいことばかりで、地域の学校にはもうすっかり行きたくなくなっちゃうんじゃないか』『遊んでばっかりになっちゃうんじゃないか』という親御さんの心配もあると思いますが、他人の中で過ごしやすくなると地域の学校に行くようになる子もいますし、子ども同士の会話の中で自分で「こうしたほうがいいかな」と気づいたりするので、そんなに心配しなくても大丈夫です」
という言葉になるほど~と思いました。
それから、もっとも頷いてしまったのが、フリースクールにはさまざまな理由で学校に行きづらくなった子が通っているけれども、「年齢より大人っぽく、気を遣いすぎる」というタイプの子が最近多い、ということです。
障がい児・者を兄弟姉妹にもつ「きょうだい」さんの中には、不登校の子が少なくない数、います。多くの子が、すごく空気を読む子なんじゃないかと思います。それでもう、いろーんな子がいる学校は、疲れすぎちゃうっていうのもあるんじゃないかなって思っています。
お母さん・お父さんの関心をひきたいという理由もあるかもしれません。
理由はひとつじゃなくて、本人にもわからないかもしれません。
でもやっぱり、みんなたくさんがんばっているんだと思います。
誰が悪いとかそういう話ではなく、みんながそれぞれの立場でがんばっているけれど、生きづらくなるということは起こると思います。
フリースクールは、そういう子どもたちの支え、助けになるものなんだなと、今回の講演会を拝聴してうれしくなりました。
ご興味・ご関心のある方は、どうぞあおばさんへ問い合わせてみてください。
ここに私がメアドなどを記載してもいいものなのかどうかわからないので、あおばさんのInstagramとまゆパンさんのブログのリンクをもう一回貼ります。
「太田フリースクールあおば(太田フリースクールあおば(@otafreeschool.aoba) • Instagram写真と動画)」
「まゆパン工房ブログ(Bread Marche & Soothing space まゆパン工房。のブログ (ameblo.jp))」
メアドや電話番号、見学・問い合わせ方法など、ご確認くださいませ!
どうか、たくさんの子どもたちが、のびのびできる居場所を見つけられますように。