出張いいとこ塾in桐生「自分を愛せる子どもに」にパネリストとして参加させていただきました
先日、「きょうだいの気持ち」についてお話をさせていただきました、iitokoさんが主催している「いいとこ塾」。
7月4日(水)は、「自分を愛せる子どもに」と題して桐生で行われました。
講演会は2部構成。
第1部に社会福祉士・宮内啓史郎さんの講演(ご自身もADHDの息子さんのお父さまです)、第2部に宮内さんに加え、メリーの会・小川純恵さん、ハートバッチの会・有家久美さん、きょうだい会Shirabe・銀鏡の4名がパネリストとなり、お話をさせていただきました。
それぞれ、障がいをもつ子どものお父さん・お母さん・姉という立場から。
進行はNPO法人子育てアドバイザー協会理事の増谷幸乃さんです。
専門の知識があるにもかかわらず、自分の子どもを育てるとなるとなかなかうまくいかないこと……
良かれと思ってしていたことが裏目に出てしまい、自分のそれまでの努力ががらがらと崩れ去った音が聞こえたこと……
自分の子どもに障がいがあると知り、本当に受け入れるまでの葛藤や、殻に閉じこもって周りがみんな敵に見えていたこと……
みなさん本音の、本当のお話をしてくださり、胸に迫るものがありました。
共通して言えるのは、みんな家族をとても大事にしているということ。
そして、小川さん・有家さんのお話からは、母は強し!!ということを、間近で見せつけられた思いです!
弱い部分を認めてそれでも強くあろうとする姿に、しびれるわ~と思いながら聞いていました……自分もそんな母親になりたいです。
宮内さんは奥さまを本当に尊敬して、愛していらっしゃるのだなあというのが言葉の端々に見え、なんだかこっちが照れてしまうくらい(笑)
子どもに向き合うことに男女の差はないけれど、やっぱり子どものいちばん近くにいて、かわいいところも憎らしいところも見ているのはお母さんです。
そのお母さんを、優しく、力強く見ていてくれるお父さんの存在は、本当に本当に大切だと思います。
しかし……ステージから客席にまっすぐ対面する形で座っていたので、すっごく緊張しました~……
見に来てくれていた友人が、「緊張するあゆみちゃんを見て緊張したよ」と(^^;)
わたしはどのくらい伝えられたかわからないのですが(帰りの車の中で、あ~こう言えばよかった、このこと付け足せばもっとわかりやすかった、あんな話は余談だった、とか悶々としてました……)、関心をもって聞いてくださっている方ばかりで、アットホームな雰囲気で、とてもありがたかったです。
アンケートを読ませていただいたのですが、みなさんたくさん書いてくれていて、聞きに来てくれたみなさんも、ご自身のご家族のことをとても大事に思っている方ばかりなんだなあとじーんとしました。
なかでもわたしが、へたくそながらにこういった場所で話すことができてよかった、と感じたのは、
「3番目の子に障がいがあり、上ふたりのきょうだいたちが今後どういう感情をもつか心配だったけれど、お話を聞いて安心しました」
「たくさん弟の面倒をみていてくれているお兄ちゃん。弟が眠ってからの時間はお兄ちゃんとのおしゃべりタイムにしたい」
という意見を書いてくださっていた方がいたことです。
うわ~ よかったなあ、役に立ったなあ~ と実感できて、すごくうれしかったです!
それから、おそらくもう子育てを終えた年齢のお母さまが、
「きょうだいの学齢期のころを思い出し、涙しました」
と書いてくださっていたこと。傷つけてしまい、申し訳ない気持ちにもなりました。
お父さん・お母さんが大変な思いをしているのは、きょうだいはみんなわかっていると思います。
だから助けになりたいし、家族の役に立つことは大きな喜びだけれども、自分のことも見てほしい、認めてほしい。
自分は未来のために、自分自身のことも大事にしなきゃならない、守らなきゃならない……。
きょうだい特有の悩みというのは、家族が大好きだからこその葛藤でもあると思います。
こういった機会をいただけたこと、感謝しています。
iitokoスタッフのみなさんにもお会いできて、光栄でした!
第2回があるかも!?というお話なので、ご予定が合えばぜひお運びください。
メリーの会
ハートバッチの会
https://www.facebook.com/heartbatchnokai/