栃木県の「家族支援に関する公開講座」を受講してきました!
【病気や障がいを持つ子どもたちの「きょうだい」とご家族の気持ちに寄り添う】
と題して、おとなり栃木県宇都宮市で、県主催の公開講座が開かれました。
事務局は、きょうだい支援に力を入れている福祉事業所「認定特定非営利活動法人 うりずん」さん。
宇都宮にきょうだい関連で訪れるのは2回目です。
前回は2017年の夏、「シブリングサポーター研修ワークショップ」を受講するため。
ここで「きょうだい支援」のあり方や目指すものを学ばせてもらいました。
今回の講演会は、シブサポ研修の講師である「NPO法人しぶたね」さんが前半講演をされ、後半は病院や福祉事業所で行われているさまざまなかたちの「きょうだい支援」に関しての報告と意見交換でした。
たくさん学ぶことはありましたが、印象的だったのは
「入院している病気の兄弟姉妹」と「きょうだい」の関係が希薄になりがちなので、そこをサポートするというきょうだい支援。
子どもは感染などの理由で、病棟に入れないことがほとんどなのだそうです。
両親や親せきなどのおとなは病棟に入って兄弟姉妹に会えるのに、自分だけ「子どもだから」ひとりで病院の廊下で待っていなきゃならない。
お母さんが入院している兄弟姉妹につきっきりで、あんまり会えない。
その不条理さや寂しさをいやすために、きょうだい支援はあるのだと思っていました。
けれど、きょうだいさんたちだって、病気の兄弟姉妹に会いたいんですよね。
会っておしゃべりしたい。毎日どうしているのか知りたい。
知って、安心したい。納得したい。病気の兄弟姉妹にだってその子の生活があるって、見て知りたい。
そういった「知りたい」気持ちを満たし、「会いたい」気持ちをかなえるきょうだい支援もあると、初めて知りました。
そして、「きょうだい」を気にかけつつも、どうしたら良いのかわからない、本業が忙しくてきょうだい支援の企画までできない。
そういった病院や福祉事業所さんがたくさんいらっしゃるということも知りました。
「きょうだい会Shirabe」は太田が拠点です。興味・関心があっても遠くて参加できないという方もいらっしゃると思います。
でも学校や病院、事業所さんとタッグを組めば、施設利用者のきょうだいさんのために、こちらがその施設まで出向いてきょうだい会ができる。
その名も「出張Shirabe」。
どうですかこれ。ぜひ実現させたいです。
けれどまずは、今週末の第1回Shirabeを成功させることに心血を注ぎます(大げさ?)。
いつも感じることですが、「きょうだい支援」に関して栃木県は進んでいます。
群馬も続こう!と、講座で出会った方々と「シブリングサポーター研修inぐんま」実現に向けて取り組んでおります。
また進捗具合などご報告できたらと思っていますので、お楽しみに!