「きらいな人」が突然「好きな人」になった経験、ありますか?

どうでもいいような話ではあるんですが……

わたし、名字の「中村」と「栗原」が、ときどき区別がつかなくなることがあるんです。

友人が結婚して中村さんになったとき、栗原さんになったものだとばかり思っていて、年賀状をもらって「あれ?中村?……なんで?」と。本人が年賀状に「中村」と書いてよこしたのに、疑うという(笑)。ごめん友よ。

それ以降も、たびたび間違えるんです。どうしてもどっちだったか自信がもてない。

「栗原だったか……中村だったか……」と、悩む日々……。

芸能人なんかで、顔の区別がつかない……っていう人はいますが、だいたい似たタイプだからじゃないですか? 写真を並べて見てみたら全然ちがうけれど、まあそうね、系統が同じね、みたいな。

「斉藤」と「高橋」もどっちだかわかんなくなることがあるんですけど、このふたつは「よくある名前」くくりで間違えちゃうのかなあ、となんとなく納得。

「中村」と「栗原」なんて、漢字は全然ちがうし、ひらがなにしても「ら」しかかぶっていないし、一般的っちゃあ一般的だけど「よくある」わけではないのに、なぜ……と苦悩(は言い過ぎ)していたのですが、同じ思いをしている人がいたのですよ!

 

えーっと、話は飛ぶようなんですが、森博嗣の『すべてがFになる』から続くシリーズを読み漁っていた時期がありまして。

Vシリーズに、七夏さんという女刑事さんが出てくるのですが、彼女は鑑識官の「加藤」さんをいつまでも「田中」くんと間違えて呼ぶのです!

「加藤と田中の区別がどうしてもつかない。たぶん覚える脳の回路が同じなんだ(だったかな?よく覚えてませんが)」というような言い訳をしてるんですけど、そんなことあるのかな?わかんない。

とにかく、そのとき「うわー!七夏さん同じ同じー!」ってすごくうれしくなったんですよね。すごい親近感。

彼女のこと、それまであまり好きじゃなくて、むしろ「この女さえいなければ……」くらいに思っていたのですが、いっぺんに好きになりました(笑)。

 

まあ何がいいたいかというと、共通点、しかもコアな、があると、急激にその人との距離が近づくなあ、と感じた実体験でした。小説の登場人物だけど……。

 

当たり前のことを長々とすみません(笑)。