きょうだい支援実践報告会に参加しました

2017年11月5日(日)10:00~14:30 パルテノン多摩にて、「きょうだい支援を広める会」さん主催の「きょうだい支援実践報告会」が開催されました。

多摩って、初めて行きましたけど、駅がかわいいんですね……キティちゃんやポムポムプリンがお出迎え。ああ、写真撮るの忘れてしまった。

そしてパルテノン大通りなんて、外国に来たみたい……!

まるで海外旅行かのようなうきうきした気持ちで(笑)会場に向かいました。

 

午前中は実践報告、午後は意見交換会

 

おとなの会、子どもの会、精神疾患を抱える人のきょうだい、小児がんの子どものきょうだいと、いろいろな立場のきょうだい会の活動についてお話を聞くことができました。

ボランティア団体として運営している会と、社会福祉法人の事業の一部として運営している会もありました。

知識も経験もまだまだ全然ないので新鮮なことばかりだったのですが、自分なりに受け止めたことをいくつか、自分の記録も兼ねて書きたいと思います。

 

きょうだい会には「これ」という決まったものはなくて、それぞれの会がそれぞれの内容できょうだいにとってベストと考えられることを実践しているということ。

楽しければなんでもありというわけではなくて、各々がぶれない軸をもっていて、それに即してルールをきちんと決めていること。

会の趣旨を、親御さんにきちんとご説明して理解していただくことが、とても重要になるということ。

単発で行うか? プログラムを定めて行うか? は、何を軸にするかが要になるということ。

それから、これ肝に銘じとこうと思ったのですが、

「きょうだい会」を自分の承認欲求を満たすための場にしないこと。

自分が何かを解決したり、治したりしようと思わないこと。

無理せずできる範囲で行動すること。

 

あと、これみなさんがやってて、わたしもぜったい必要!と常々感じていたことなのですが、

「あるある話」ができる機会をつくること。

 

何か困ったことがあって、そのときはもうほんとに大変で、もー嫌!!ってことだったとしても、同じ立場や境遇の人に話して「それうちもある~!」って言われると、もうそれだけで救われる気持ちになるというか、発散できる、笑い話にできる、消化できる、と思いません?

ママ友会なんて、最たる例なんじゃないかと思います。

 

 

小児がんの子どものきょうだいについては、今まであまり考えたことがなかったので、衝撃を受けました。

もちろんドナー候補になることだってあるんですよね。脊髄をとったりするんですよね。おとなだってこわいです。子どもだったらなおさらだと思います。でもきっと、いやだって言えない。いやだと思っても、そう思う自分に罪悪感を感じたり、家族をがっかりさせることがこわかったり……。

それでも強くあろうとする子たちに、どういう言葉をかけられるかな、どう接すればその子たちの気持ちが楽になるかな、って、すごく考えさせられました。

公益財団法人「がんの子どもを守る会」さんは、4年という歳月をかけて「小児がんの子どものきょうだいたち」という冊子を作成されたそう。

とても丁寧につくられていて、文章もすっと入ってきます。はた こうしろうさんのイラストもまた、すてきなのです。すこしさびしげで、でも芯の強さをもっている子どもたち。

こういった冊子づくりにライターとして参加できたら最高だなと、仕事柄考えてしまいました。

 

 

たくさんの先輩方にもお会いできて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

趣味の合いそうな大学院生さんと出会えたことでも、とーってもうれしい一日でした(笑)